専門医に相談することが解決への第一歩
薄毛が気になる場合、専門医に相談するのが有効です。自己流で解決使用する方は多いですが、効果がないばかりか悪化する恐れがあります。まずは、医療機関で診察を受けましょう。そこから適切な対策を取ることが大切です。
AGAとは
男性型脱毛症の意味で、成人男性によくみられる髪が薄くなる状態のことです。額の生え際や頭頂部のどちらか一方または双方が薄くなっていきます。遺伝や男性ホルモンの影響が原因とされていて放っておくと髪の毛が減り続け、薄くなっていくので早めの治療が大切です。
AGAの原因
AGAはジヒドロテストステロン(DHT)という男性ホルモンが、髪の毛の成長期間(ヘアサイクル)を短くすると考えられています。髪の毛の成長期間が短くなると、太く成長する前に抜けてしまい、細く短い髪の毛が多くなるため薄毛が目立つようになります。
AGAは髪の毛が生えなくなるわけではなく、治療を行うことで太い毛が育つ可能性がありますので、あきらめる必要はありません。
AGAが発症しやすい人
AGAは遺伝による要素が強くかかわっていると考えられています。ジヒドロテストステロンが多量に分泌されることで髪が十分に成長しなくなるわけです。
また、喫煙や食生活の偏り、ストレスも影響するといわれています。頭皮の血流が悪くなり、毛根の栄養状態が悪くなりますし、合わない整髪料もAGAの原因になりえます。
AGAの治療薬
AGAの治療は基本内服薬です。効果は個人差があり、有効性を調べる検査もあります。医師に診察を受けて適切な治療を受けましょう。
プロペシア
プロペシアとは男性型脱毛症用薬(AGA治療薬)です。AGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)Ⅱ型の増殖を抑える効果があります。
毎日飲み続けることで抜け毛を防止でき、細くなった髪の毛にコシを与えることでAGA改善の効果が期待できます。効果が実感できるまでに3~6カ月程度の期間が必要です。
ザガーロ
プロペシアに次ぐ第二のAGA治療薬で、AGAの原因であるジヒドロテストステロン(DHT)Ⅰ型とⅡ型の増殖を抑える効果があり、プロペシアより高い発毛効果を期待できます。
早い方だと服用から3ヶ月で効果が実感できるでしょう。プロペシアの効果がイマイチだと思ったら、ザガーロを試してみるのもありです。
生活習慣を見直し、適切なシャンプーやマッサージなどで進行を予防しましょう。それでも薄毛が気になるのなら早い段階で医師に相談することをおすすめします。